うつ病でも生命保険の転換を利用すれば見直しができる!

あなたはうつ病など精神疾患によって保険加入をあきらめてはいないだろうか。

実際、うつ病などの精神疾患で生命保険の加入を断られる人は非常に多い。精神疾患が昨今、ますますありふれた病気となるなか、生命保険会社は精神疾患に対する加入審査を緩めていない。社会の要請に応えられていないのは、保険業界の昔からの特徴だが、それほど精神疾患に対する保険の申し込みに保険会社は慎重になる。

最近では、一部基準が緩和されている部分があるが、少なくとも保険料が通常より割増されるなど、特別条件がつくことがほとんどだ。

新規に加入する人にとっては残念ながら、保険加入は厳しいと言わざるを得ない。

うつ病など精神疾患で生命保険を新規に加入使用と考えている人は以下の記事が参考になるかもしれない。

うつ病の人が生命保険に加入するためには?(執筆中)

しかし、すでに加入している保険がある人は、保険の見直しをする際には、十分可能性があると思ってほしい。

うつ病など精神系の病気の人が保険を見直す方法

あなたがすでに加入している保険がある場合、既得権と呼ばれるものにより、加入条件が緩い状態で保険の見直しができる。

健康状態に不安がある人が保険の見直しの際、生命保険の転換を利用するのは転換制度の数少ないメリットだ。

生命保険の転換のメリット

既得権に詳しく知りたい人は生命保険の既得権について説明しているので、そちらを参照してほしい。

既得権について簡単に言えば、すでに加入している金額の範囲内であれば、生命保険の転換を利用することにより新規で加入するより、健康状態の審査が緩くなるものだ。一般に悪の権化のように言われ、悪名高い生命保険の契約転換制度だが、有用な見直し方法のひとつでもあるのだ。

既得権を利用した生命保険の契約転換をどのように利用するのか。よく利用されるのが以下の2パターンだ。

①現在の契約は保険期間が5年、10年など有期契約だが、終身の契約に変えるもの。

②保障内容が古いものを、最新の保険に変えるもの

①については具体的にはこのような見直しが考えられる。

入院日額5000円の医療保険に加入しているが、保障はあと3年で切れてしまう。1年前にがんにかかってしまったので、保障は残しておきたい。このような場合は、同じ入院日額5000円の保障で、保険の契約期間を終身に変更する。

これは、転換を利用する場合もあるが、単純に今の保険の期間を終身に変更する手続きで行う場合もある。転換を利用すると、最新の保障内容に変わったりする。

死亡保険についても同様に、転換を利用して残り3年で切れる保障を終身にしたり、80歳など長期の契約にする見直しが可能だ。

②については、契約転換を利用する場合は現在売っている商品のものから選ぶことになるので、古い保障を持っているが、最新の内容に変えたいという場合がある。

ただし、似たような保障でも既得権が働かない例もありうる。

成人病で入院した場合など、入院日額を上乗せする保障があるが、最新のものはまとまった一時金を給付するものもある。入院日額の保障のタイプから一時金タイプのものに転換する場合、同じ成人病に対する保障とは言っても、違う保険種類と認識されるので、既得権がきかない。

既得権を利用して転換した場合、うつ病の人がどれほど加入に有利になるのか

既得権による契約転換の加入審査は新規加入より格段に有利だ。

新規加入の場合、高血圧を指摘されているだけで、割増保険料がついたりするが、転換の場合はたいてい無条件だ。がんの場合でも過去にがんを患った人は完治していても、断られることすらざらだが、転換の場合は、完治後5年していれば無条件で転換できたりする。5年以内でも条件付で加入の可能性はある。

精神疾患による場合も同様に、契約転換なら無条件で見直せる可能性は十分ある。

新規加入は軽いうつ病でも雲行きが一気に怪しくなるが、転換契約であれば、飲んでいる薬などを申告すると無条件になったりする。

転換契約で無条件加入が可能になるかは営業担当者の力量にかかっている?

保険加入の健康診査は一般の営業担当者ですらほとんど実態がわからない。新人の営業担当だと、軽い病気でも保険加入は難しいんじゃないかと思っている人すらいる。ベテランでもその営業担当者自身の経験レベルでしか物を語ることができない。

しかし、中には加入審査を担当する部署の人間とコネがあるセールスがいる。

営業所の所長レベルになるとそのようなコネを持っている人は多い。そうしたコネを持っている人は、保険加入に有利な告知書の書き方を知ることができる。もちろん告知義務違反にならない範囲で。そのため、あなたが、保険加入において健康診査が気になるならなるべく偉い立場の人に担当してもらうとよい。病気でも加入できる確率は格段に高くなるだろう。

生命保険の転換は健康に不安がある人にとっては有効な見直し方法だ!

ネットで検索すると生命保険の転換はトラブルばかり起こるため、世間的にいいイメージをもたれていない。しかし、適切に利用する限りは、特に体調を崩してしまった人にとっては、有効な選択肢の一つである。

普段はうっとうしい生命保険の営業だが、体調を崩した人にとっては心強い味方となるのだ。

今度は逆にうっとうしいくらいにこちらから、質問しまくって、あなたにとってよい見直しができるよう、セールスを活用しよう。

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