生命保険営業のやりがいとは何か

『生命保険の営業の仕事がやりがいがある仕事かどうか』ということが気になる人など就職活動中の大学生か、セールスの調子が悪く生命保険セールスを辞めようかと思い始めているセールスか、これから生命保険セールスになろうとしている人くらいだろう。

とは言うものの生命保険の仕事のやりがいはある。

私が思うところでは生命保険の営業の仕事にやりがいは2つある。

一つは社会的に役に立っているというようなやりがいのことで、もう一つは非常に主観的なことだ。

もちろん人によってやりがいはいろいろあるだろう。しかし私はこれから説明する2つのやりがいのおかげで生命保険に関わり続け、お金を稼ぎ続けていると言ってもよい。この仕事には本当に感謝している。

生命保険営業の仕事のやりがいなど1つだけ

生命保険の社会的な役割は、生命保険の加入者にとって不測の事態があった際に経済的な保障を与えることだ。ああ・・何を言っているか自分でもわからない。端的に言えば、生命保険加入者が亡くなったとき、残された遺族の生活を金銭面で支えることができるのが生命保険だ。はっきり言って、私はそれ以外に大した役割を見出していない。

生命保険の保険金が支払われる手続きに行くとたいていは顧客(というか保険金受取人)に感謝される。それはそうだ、生命保険金は大金だからだ。これで『保険金少ないじゃないか』などと苦情を言われたら憤慨やる方なしといったところだ。

保険金が受取人に支払われて感謝されてもたいていの場合は嬉しくなどない。本当に経済的に困るであろう人からの保険金請求は実にまれだ。たいていはすでにその保険金はなくても生活できる状態の高齢者からの請求が多い。

本当に生命保険金が社会的に意義がある瞬間だと感じるのは、子供がまだ小さくて先々まだお金がたくさん必要な家庭に不幸があった場合だ。例えば、30代くらいのお父さんが亡くなり、残された家族は妻とまだ10歳にもなっていない子供がいる家庭など。もちろん人が亡くなっているので、やはり感謝されても嬉しいということはない。しかし、保険金がなければこの先々お金がかかりそうな家族の生活は困窮することだろう。子供は満足な教育すら受けられないことになるかもしれない。保険金があればそのような心配は少なくとも経済的には無用になる。はっきり言ってこの瞬間のために生命保険会社は存在していると言ってもいいと思っている。
起こっていることはネガティブだが・・・

営業の仕事自体が楽しい

先の生命保険の意義の話と矛盾するようだが、個人的には営業という仕事、というより顧客が自分の思うように生命保険を買うのが面白い。ましてやそれで収入が増えたりするのだから、それはやりがいがある。たいていの人にとって営業という仕事はつらいことばかりだろうが、私にとってはこんなに楽な仕事もないと思っている。

売上が上がれば収入が増え、しかも売上を上げるまでの過程はゲームのように思い通りになるのだから。

もっとも思い通りになるとは言っても、私は基本的に社会的に意義があると思っている死亡保障しか売らないし、しかも必要最小限しか売らない。顧客に『医療保険がほしい』などと言われても断っている。社会的に意義があると思っているもの以外の保険を売ると先の話と矛盾する。なにより顧客の役に立つように売らなければ、顧客は思い通りに動いてくれない。つまり売上も下がる。

結局、顧客のためになるような売り方をすると、顧客を思い通りに動かす必要があるし、その過程自体は単純に面白いと言っているだけだ。まあ、本当は顧客を保険まみれにして爆発的に稼ぐこともできるが、それをすると信用をなくしそのうち生命保険の商売ができなくなるのは分かりきっているのでやらない。

やりがいを感じるには生命保険を売らなければならない

ここまで私が感じる生命保険の営業の仕事のやりがいを話したが、これらはすべて実際に生命保険を売らなければ理解はできない。

自分が売った生命保険でなければ保険金請求時の何とも言えない気持ちは分からないだろう。(もちろん自分が売った生命保険が実際に効力を発しないに越したことはない。)そして、売れなければ営業の醍醐味もわからない。やりがいを感じるためには売るしかないのだ。

生命保険を売るために必要なのはスキル

生命保険の営業がやりがいのある仕事と分かっても、生命保険を売らなければならないと思うと暗澹たる気持ちになる人もいるだろう。生命保険を売るのは非常に簡単だが、きっかけをつかむまでは難しい。実際に私も売れるようになるまでの長い期間は、やりがいどころの話ではなかった。

しかし、きっかけをつかめば生命保険を売るためのスキルを身につけ、どんどん生命保険を売るのが簡単になる。そして売れればあなた自身の生命保険営業のやりがいが見つかるだろう。そのやりがいはどんな形でもかまわないと思う。

私が営業のスキルを劇的に上げ、売上を伸ばし生命保険営業のやりがいと月収150万円を手にしたきっかけの話は↓