世間的にポリープという病気をかかえる人は多い。
メジャーなところでは、胃ポリープ、大腸ポリープあたりか。
問題となるのは、生命保険は病気をすると加入が難しくなるということだ。
ここでは、代表的なポリープに関して、生命保険の加入にどの程度影響するのか見てみよう。
同時に、給付金の支払いに関しても解説する。
生命保険会社におけるポリープの定義とは
ポリープは内部に癌を含む場合があり、その場合は患者にとっては大事である。
ポリープを切除して、『生検に出したら、癌細胞がありました』ということもありうる。
生命保険会社では、ポリープ切除であっても、内部に癌があるのなら、それは『癌』として扱われるのが普通だ。
給付金を支払う際も『ポリープ切除』ではなく、『癌』に対する手術と判断され、がん保険の給付対象となるだろう。
もっとも最終的には生命保険会社に提出する診断書に主治医がどのように書くかで判断される点には注意したい。
癌ではないポリープならば生命保険には加入できるのか
一般に大腸ポリープ・胃ポリープが事例としては最も多いので、その点について生命保険の加入可能性について解説しよう。
癌でないのなら、大腸ポリープ・胃ポリープは生命保険加入時に、切除前か切除後かで判断が分かれやすい。
ポリープの切除前であれば、特別条件付きで加入できると思われる。
『消化器』関連で特定部位不担保（契約条件に示される器官に病変が起きても給付金の支払対象外となる）となることが想定される。
逆に切除後であれば、条件がつかないかもしれない。
大腸や胃の良性ポリープは基本的に切除後の方が加入時の審査には有利かと思われる。
もっとも、発見されていないポリープは加入者が把握しようがなく告知書に書きようがない。
ポリープ切除は基本的に医療保険の支払対象となる
医療保険に加入していれば、ポリープ切除が手術給付金の支払対象となりうる。
たいていの手術給付金のある医療保険であれば、問題ないはずだ。
もちろん加入する保険会社や医療保険によって絶対に出るとは言い切れない。
診断書の書かれ方や、保険会社の判断次第な部分はある。
『基本的には支払対象になる』といったくらいの理解でよい。
一方で入院給付金は注意しなければならない。
ポリープ切除は、近年医療技術の発達により、入院なしで実施される場合がある。
健康診断で大腸検査をして、その場でポリープが見つかり、その場で切除してしまう、ということもあり得る。
この場合、入院していないので、入院給付金の対象とはならないのだが、手術給付金の対象となることは考えられるので、うっかり請求し忘れないようにしたい。
そもそも医療保険など必要なのか
ポリープで生命保険に加入するしない、あるいは給付金の出る出ないを心配している人は、医療保険に加入する、あるいは医療保険に加入している人なのだろう。
医療保険はそもそも役に立つような保険ではない。
むしろ無駄払いが多い保険種類である。
『注目！医療保険が不要である7つの理由！』医療保険が不要である理由も解説しているが、医療保険を無くす・減らすなどすれば、あなたの保険料支払は劇的に改善される。
少なくとも、加入する保険会社をきちんと選べているかどうか一度専門家に相談するべきである。
なぜなら、それほど医療保険は無駄が多い加入の仕方をしている人がほとんどだからだ。
以下の記事を参考に、一度医療保険の見直しを検討してみてはどうか。
『保険の見直しどうすべきか分からない人はFPの無料相談をまず受ければ解決する』
