夫婦間の関係で女性側の発言力がかなり強い場合の生命保険の相談は実に興味深い。
彼女らは夫をATMか打出の小槌かなにかと勘違いしている場合が、よくあるからだ。私が『あなたの家庭なら旦那さんには3000万円の生命保険があればまあ十分でしょう』などという。すると彼女らは『あの人(夫)にもそんな高額な価値があるのね!早く死んでもらってもいいかも!』などと平気で言ったりするのだ。同情を禁じ得ないと同時に人間とは業が深い生き物だと思う瞬間でもある。
そもそも夫のことを旦那などと呼ぶ人はあまり夫に敬意を持っていないことが多いように思えるのは気のせいか。『旦那』という言葉は夫のことばかり指す言葉ではなく目上の人を呼ぶ意味合いもあったように思うが、目上とはいかずとも、『旦那』と呼ぶわりに夫への敬意はないがしろにされている。
ああ・・旦那にいくらの生命保険をかければいいのかという話だったな。つい感情が・・・
旦那を馬車馬のように働かせているあなたへ
あなたが夫への敬意が薄い場合にはきっと精一杯家庭にお金を入れてくれるよう働かせているのであろう。あなた自身はそれほど収入を得ていないのかもしれない。そんなうらやま・・・けしからん境遇にあるあなたは、旦那が亡くなったらおそらく生活に困ることになるだろうから、高額な生命保険を掛けるのが一般的だ。3000万円もあれば一般家庭には十分すぎるほどな契約金額となろう。
4000万円や5000万円も生命保険をかけるのは一般的に過剰な保障となる。しかしあくまで一般的な話だ。あなたの家庭の事情にはそぐわないかもしれない。あなたが旦那への敬意があろうとなかろうと生命保険契約というのは冷徹に考えなければならない。あなたが稼いでいるのかそうでないのか、旦那の収入は多いのか少ないのか、子供はいるのか、何歳か、蓄えはあるのかないのか。そうした家庭の財政状況を元に必要な生命保険を割り出す。愛情や敬意はまた別の問題だ。というか関係ない。
先ほど3000万円で『一般的』には十分な保障金額だと言ったが、あなたの家庭の財政状況を考慮した結果、保障が少なすぎるかもしれないし、多すぎるかもしれない。つまり今ここで、『旦那に生命保険をいくらかけるべきか』という問いに対する答えは『あなたの家庭の情報がなさ過ぎて答えられない』だ。
『一般的には・・・』とか『平均だと・・・』とかその手の話は生命保険を検討するにあたっては意味がない。それどころか害があることすらある。
最終的には自分で調べて自分で結論を出す必要がある。当サイトは必要な保障の種類と大きさ、保険料はどこが割安かまで選べるようコンテンツを作っている。あなたの『愛する旦那』のために、いやあなた自身のためか・・・当サイトを参考にして保障額を見つけてほしい。旦那に『あんたの保障はこれだけでいいのよ!』と上から目線で断言してあげよう。