結婚したら生命保険を解約してもいい?

生命保険の解約を考えているあなたは幸運だ。

生命保険を減らすということであなたの人生はより豊かになるかもしれない。全てを解約してもいいのかもしれない。

ここでは、なぜ生命保険を減らしたほうがいいのか、解約するとしたらいったい何を解約すればよいのか解説する。大事なことを言い忘れた。別に結婚するときではなくても、いつでも生命保険は最適、最小限にされる必要がある。

生命保険を減らすことで長期的にあなたの生活が豊かになる理由

あなたは長期の資金プランを考えたことはあるだろうか。結婚するのなら、あるいはしたのなら、長い期間でお金を考えるとどうなるのか知っておいたほうがよい。

といってもここで色々書くと3日かかってしまうので、私が最も大事だと思う基本をお話ししよう。

仮に毎月生命保険の支払を3,000円削減できたらどうなるだろうか。

3000円を30年間払い続けるのとそうでない場合では、トータルの収支が以下の数字だけ変わる。

3000円×12か月×30年=108万円

たった3,000円削減するだけで30年間でこれだけ変わってしまう。1日100円にも満たない節約をするだけでも長期間過ぎると違いがでてくる。

結婚時だけでなく、いつでも生命保険は削減できる

今、あなたは結婚する、またはした直後だから生命保険について考えているのかもしれない。そして解約を考えているのは、夫婦2人の保障額を検討した結果、どちらか、あるいは2人とも保障が多すぎるかもしれないと思っていいるからなのだろう。

世間では生命保険はいつでも過剰に掛けられている。

生命保険文化センターの調査によれば、平成28年度のデータで1世帯当たりで払っている年間の保険料は38.5万円だ。1か月に直すと3万円を超える計算になる。信じられない。データが間違っているのか、生命保険会社に忖度しているのではないかと思えるような調査結果だ。

ちなみに私の世帯は生命保険料は3000円程度しか払っていない。一般の世帯平均と27,000円程度の差があることになる。さてこれが30年続いたら?

27,000円×12か月×30年=972万円

ちなみに、私の家族は、子が一人いて7歳だ。普通に生命保険をたくさん加入するボリュームゾーンの世帯に属している。別に資産家だとか不労所得があるわけではない。

月3000円しか払っていないのはやり過ぎだとしても(私は十分だと思っているが)仮にこれが、世帯で月1万円支払っていたとしても、平均値とは2万円以上の差がある。あなたの家族の生命保険も十分削減できるはずだ。

結婚したら(独身でもいいが)真っ先に減らす生命保険

もし結婚する前に加入している保険があるのなら、真っ先に減らすのは医療保険だ。全て解約してしまってよい。がん保険?もちろん解約だ。先進医療特約?あなたはCMに影響されやすい人なのか?すぐに解約だ。

あなたががんを含め重大な病気をすでにしている場合を除けば、医療保険などまるで役に立たない。

『医療保険が全く不要である理由』はありすぎて困る。死亡保険の比ではない。

医療保険の実態について詳しく知りたい人は以下の記事を起点に勉強してほしい。ただしあまりにも多いので覚悟してほしい。それだけ医療保険は不要な存在なのだ。

医療保険が不要なこれだけの理由!

死亡保険は減らすか増やすか検討の必要がある

死亡保険も独身のときに3000万円など大きく加入していたかもしれない。終身保険でもないなら独身時代の大きな死亡保障は全く無駄だっただろう。しかし、結婚後も直ちに無駄とは言い切れない。あなたが亡くなることで生活に困る可能性のある遺族ができたからだ。結婚前後の死亡保険の検討については以下の記事でも書いているのでそちらを参照してほしい。ここでまず言えるのは、『減らすか』『増やすか』『なくすか』いずれの選択肢もありうるということだ。あなたの状況に合った選択をしてほしい。

結婚後に考えなければならない生命保険のあれこれ

年金保険とか貯蓄性保険は減らすの?増やすの?

すでに加入している年金保険や終身保険などがある場合は保険料負担がきつくなければなるべくそのままにしておいたほうがよい。特に契約から年数が5年以内のものは解約控除が多くとられ元本割れが必至だ。保険料負担がきついようであれば、負担できる範囲で金額を減らすとよい。もちろんある程度の元本割れは覚悟する必要がある。

知っていれば自分でも最適化できる生命保険

ここまで、主に結婚時に生命保険を増やすのか減らすのか解説してきたが、あくまで導入に過ぎない。世間一般では世帯平均で月3万円も払うと考えられている生命保険を、いかに1万円以下まで最適化するかを当サイトはメインコンテンツに据えている。この記事を読んだだけではあなたはまだ相当もやもやしているだろう。

以下の記事から順番に全て勉強すれば、あなたはもはや生命保険のセミプロと言ってよいレベルになれ、あなたの世帯の支払保険料を1万円以下にできるだろう。場合によっては私のように月の保険料支払いを3,000円にできるかもしれない。