掛け捨ての生命保険にはいくら入ればいいか目安はある?

あなたが生命保険を検討していてこのページにたどり着いたなら幸運だ。

世の中のくだらない『平均』だとか『目安』だとか役に立たないものに惑わされ、多くの保険料を無駄払いしなくて済むからだ。

掛け捨ての生命保険にいくら入ればいいか、目安を探している人には申し訳ない言いようだが、掛け捨ての生命保険を検討するのに『平均』も『目安』もないというのが結論だ。もう少し言うとあなたが入るべき生命保険はあなた自身に独特のものだということだ。決して『平均』や『目安』と同じ金額に入ってはいけない。

生命保険を『平均』や『目安』で入り成功する人はごくわずか

もう何回『平均』『普通』『目安』というようなことで生命保険を考えることの危険性を書いただろうか。このフレーズ自体も何回書いただろうか。それほど私は掛け捨ての生命保険を検討する人が、これらの言葉を捨て去ってほしいと思っている。貯蓄性の生命保険?そんなのは必要ないから、貯蓄性保険については『目安』とか『平均』の概念について議論の余地もない。

端的に言えば、日本人に1億ウン千万通りの生活スタイルや価値観があるように、それぞれに合った生命保険の入り方も1億ウン千万通りあるということだ。ある人にとっては『0円』すなわち入らないことが正しいかもしれないし、ある人にとっては『1億円』入ることが正しいかもしれない。支払う保険料にしても『1,000円』かもしれないし『4000円』かもしれない。一般人にはあまり関わりのないことだが、『4万円』保険料を払ったり『20万円』保険料を払う場合もある。そんな中、全加入者の保険金額の平均や支払い保険料の平均額がちょうどあなたに合った生命保険になる確率はとても低い。そもそも現在では大半の人が生命保険を過剰に入っていたり高い生命保険会社でわざわざ加入しているのだから、平均値もそれ相応に間違ったほうに偏っている。必然的にほとんどの人にとって適切な生命保険を選ぶと平均値の近くになるということなどないのだ。
それにもかかわらず『平均』や『目安』を気にして、その金額に加入すると無駄払いが増えることは容易に想像がつくだろう。

平均は意味がないが考慮するべき目安ならある

平均値は多数のデータがないと算出できないので、私が勝手に定義することはできないが、『目安』は私独自に考えた『目安』として勝手に定義できる。世間が考える目安は平均値と同様役に立たない。なぜなら世間の大多数は生命保険の専門家ではないからだ。しかし、私は生命保険の専門家だ。少なくとも一般の人よりは圧倒的に詳しい。そんな私が定義する『目安』はある程度までなら、生命保険を検討する人が間違いを起こすリスクを減らすために有用だ。ただし、あくまで『目安』で私の私見という点には注意してほしい。

私は掛け捨ての生命保険についてどのように考えるか顧客に説明するとき、頭の中に以下の目安を置いている。

『これ以上加入していたら払い過ぎ、入り過ぎ』

その金額は保険金額にしてサラリーマンであれば3000万円、サラリーマンでなければ5000万円。保険料にしてサラリーマンであれば月5000円、サラリーマンでなければ月8000円だ。もちろんこの金額は全てではない。考慮すべき特殊な事情は顧客ごとに存在しているので、これらの『保険料の無駄払いのイエローゾーン』を超えることはまれにある。だが家族のための遺族保障という観点ではたいていの人にとってはこれ以上の金額を生命保険会社に払うのは無駄払いのリスクが高くなる。

貯蓄性保険?医療保険?まだそんなのにこだわってるの?まあ・・ここでは詳しく書かないが、基本的に私は『貯蓄性保険0円派で医療保険0円派』だ。よって今挙げた金額は1世帯全体で加入する生命保険全てを合算した金額の『これ以上支払ったらイエローゾーン』な目安の金額である。

あなたに合った掛け捨ての生命保険はあなたが見つける

一応、イエローゾーンの目安は提示できたが、目安は所詮目安でしかない。

最終的にはあなたが自分で自分に合った生命保険を見つけなければならない。

しかし検討する生命保険は掛け捨ての死亡保険だけでよいのだ。先も少し触れたが貯蓄性保険や医療保険などほとんどの場合不要だからだ。

あなたが自分に合った生命保険を探すにしても、掛け捨ての死亡保険だけならそれほど大変な作業ではない。

もし、あなたが自分に合った生命保険を見つけ、月々の支払保険料を5000円以下に抑えたいなら以下の記事を見るとよい。

生命保険の適切な選び方について解説している。