パート仕事で生命保険の事務をやりたいと言う人は多い。
命保険会社は全て大きな会社なので、福利厚生や就業環境がしっかりしているので非正規雇用の人たちにとっては割と働きやすい職場だ。人気があるのもわかる。
しかし、そのような生命保険会社の事務仕事に就けるルートは非常に限られている。
求人誌にある生命保険会社の事務仕事の求人はほとんどウソ?
パートの仕事を探すときによく利用されるのが求人誌だ。TOWNWORKなど代表的だろうか。
あるいはパートの仕事はインターネットを通じて探される。
その中で注意しなければならないことがある。
求人情報誌にある生命保険会社の事務のパート求人は信用できないものが多い。
実際にそのような求人に応募すると、『事務の仕事は埋まってしまいました』などと色々理由をつけられ断られる。その後『外回りの仕事ならあるのですが・・』などと言いおもむろに生命保険セールスにしようと勧誘してくる。
生命保険会社の営業現場は常に新しい生命保険セールスのなり手を募集している。それが営業成績に直結するからだ。求人情報誌に『パートで事務の仕事』を求人し、『枠が埋まった』と言って代わりに生命保険セールスにしようとするのはよく行われている手法だ。違法行為のように思われるが、実際『パートの事務仕事』の枠があったかどうかは確かめようがないのでこうした手法は横行しているのが現状だ。
本来であれば生命保険セールスの仕事と言われたら断るのだろうが、生命保険会社側も『外回りですがチラシを投函したり諸手続きをしたり簡単な仕事ですよ』などと言ってセールスの仕事であるとは言わない悪質な人間もいる。入社させて研修を受けさせる段階で徐々にセールスの仕事をするように仕向けていくのだ。
このような生命保険事務のパート仕事に見せかけた悪質な求人が後を絶たないので注意しなければならない。
生命保険事務のパートの求人にみせかけた悪質な求人を見破る方法
実はこのような悪質な求人を見分けるのは簡単である。
まず、求人の主体が『○○生命保険A営業所』などと営業所など小さい拠点単位の求人はほぼ100%生命保険事務のパートの求人と見せかけたセールスになる候補者を集めるための求人だ。生命保険会社は非常に大きい会社なので人事事も非常に決まりが多い。営業所や支社くらいの単位で独自に事務仕事のパートを募集する権限などない。
生命保険会社の営業現場でもし事務仕事の要員が必要になったら、派遣会社に求人を出す。しかも生命保険会社と関係が深い派遣会社だ。営業現場はそのようなルートでしかパートなどの非正規社員を補充できないのが一般的だ。
よって、営業所や支社が独自にあなたたちの目に触れるようなインターネットや求人誌などに出す求人は事務仕事であることなどない。
生命保険会社で事務仕事のパートに就く方法
先にも言った通り、生命保険会社は非正規の社員は派遣会社から派遣されるのが一般的だ。パートとは少し事情は違うが派遣会社に登録して生命保険会社の事務を希望するのがよい方法だろう。しかし冒頭に少し触れたが、生命保険会社の事務のパートや派遣の仕事は割と人気が高い。希望したからと言って易々とつける仕事ではないのが現実だ。
だからと言って、安易な求人に応募して『生命保険セールスをやらされた』なんてことにならないように注意しよう。