専業主婦は生命保険にいくら入るのが適切か

今どき完全な専業主婦という人はどんどん減っているだろう。たいていの人はパートくらいには出ているかもしれない。

それでも専業主婦がいるのなら、そうした人がいくらの生命保険に入るべきかは気になるところだろう。

先に言っておく。もしあなたが専業主婦本人ならこの記事は気分が悪い思いをすることだろう。不快な思いをしたくない人はこの記事を読まないことを強く推奨する。

専業主婦に生命保険など全く不要!

生命保険は基本的に収入がない人にはかけない。なぜなら、収入がない人が亡くなっても経済的には誰も困らないからだ。これは男女の問題ではない。もし専業主夫だったとしても事情は変わらない。経済的に困る人がいない以上、生命保険は必要がないということになる。あなたは必要のない冷蔵庫と洗濯機と食洗機を買うだろうか。買わないはずだ。

つまり、専業主婦(専業主夫)が入る適切な生命保険はいくらか、というと0円だ。

もっとも専業主婦たるあなたが亡くなると残されたパートナーや子供は家事、育児、学校等に困ることになるかもしれない。しかしたいていの場合は周りの助けを借りながらなんとかするのが通常だ。親や親戚、近所の人など。専業主婦の人が亡くなった時、家事代行サービスが必要だとか言うふれこみで生命保険を売りつけてくるが、家事も育児も学校の送り迎えも残されたパートナーが何とかするのだ。お金がなくても解決する方法はいくらでもある。

しかし、お金がなくては解決できないのは、食料を買ったり家賃を払ったり、ローンを払ったりすることだ。これらはお金がなくては完全に立ちいかなくなる。だからこそ収入がある人を中心に生命保険に入るのだ。

専業主婦(専業主夫)にまで生命保険をかけると不幸になる

ここまで厳しく書いているのは専業主婦に恨みがあるからではない。たいしたリスクでもないのに無駄に生命保険に入って、余分な保険料を支払うほうが、よほど不幸になる確率が高いからだ。
生命保険が必要であろうとそうでなかろうと、生命保険料を支払うのは確実にあなたの家庭の生活の質を下げる。生命保険など所詮万が一に備えているだけのもので、最低限でなければならない。保険料を支払えば支払うほど生きている間の生活の質が下がるのだ。生命保険に入る期間は亡くなる確率より、生きている確率のほうが圧倒的に高いのだ。

普段は生命保険のことなど考えてもいないのだから、普段通り生きている間の生活の質を高めることに集中したほうがよい。もし、あなたが本当は生命保険に入り過ぎているのではないかと心配しているなら、以下の記事から勉強していくことをお勧めする。あなたやあなたのパートナーがどれだけ生命保険に入るべきで、どの保険会社から入ればもっとも費用を抑えて生命保険に入れるかが書いてある。同じ保障なのに支払いは半分になるということもある。

今回この記事にたどり着いたのはあなたにとって運がよかった。あなたに収入がなかったとしても、合理的に支出を減らせればあなたは世帯収入を増やしたに等しい手柄を手にすることになる。そして家族の生活の質は確実に改善されるだろう。