子供には生命保険は必要?いくら必要?

子供に生命保険などいらない。つまり、子供にいくら生命保険が必要かというと0円だ。

医療保険に入ろうとする頭が悪い人もいるが、もちろん医療保険も不要だ。学資保険などもあるが、あれは子供にかけるものではなく、親が入り貯蓄をするために存在している。学資保険の必要性はこの記事では解説しない。詳しく知りたい人は学資保険を解説している項目へどうぞ。

以上!もう記事はここまで読めば十分だ!

子供に生命保険が必要ないのはなぜかって?そんなに無駄遣いしたいのだろうか?

子供に生命保険をかける人など保険金詐欺でもしようとしているのでは疑われても仕方ない

いったいどういった理由で子供に生命保険をかける理由があるのか。小さな子供が亡くなって経済的に困る人がいるというのか。

ああ、分かった、もう大人になった自分の子供に生命保険が必要になったから、こんな質問をしているのだ。

子供と言っても、60歳くらいの親から見れば子供も30歳くらいになり、結婚してあなたから見れば孫が生まれているのだろう。そうであればあなたが子供の代わりに保険料を払ってあげるのだろう。だから大人になった子供に生命保険をかけようとしているのだ。

そうであれば納得だ。それなら通常の相談だ。

そのような場合は当サイトのメインコンテンツ『生命保険の選び方』を見ればよい。

もし、あなたが、まだ10歳にもなっていない小さい子供に生命保険をかけようとしているのなら、どうすればそういう選択をしようというのか。もしかしてあなたは無職で10歳にもなっていない子供に養ってもらっているのだろうか。子供が人気子役でお金を稼いでいて、あなたは無職人生を謳歌しているのか。そうであれば子供に生命保険をかけるのも必要かもしれないな。いや、そんな親は滅んでしまったほうがいいとも思う。

違う?一般的な家庭で、小さい子供に生命保険をかけようとしている?そうであれば、もう保険金詐欺をたくらんでいるとしか思えない。悪いことは言わないからやめたほうがいい。

子供に生命保険をかけるなど完全な無意味

過激な表現をしたが、それほど小さい子供に生命保険をかけるなど意味不明な行為だ。おそらく生命保険セールスに子供向けに医療保険とセットで死亡保険もすすめられているのだろう。『お子様に万が一の事態があったとき、葬式代とお墓代になります』などと言われたのだろう。私ならそんなことを言うセールスがいたらすぐに生命保険会社に苦情をいれるだろう。なんて不謹慎なことを言うやつだ。

不謹慎はおいておいても、子供の葬儀代のために生命保険を準備するなど明らかにやり過ぎだ。子供の葬儀代すら生命保険でカバーしたいほど心配性なら、飛行機が落ちたり、マンションの25階から鉢植えが落ちてきてあなたの頭に直撃したりするリスクにも備えなればならないだろう。あまりにも確率が低いことを心配して、しかも葬儀代の心配とはこれいかに。もし今は元気な自分の子供がなくなって葬儀代に困るようなら、葬儀など最低限でよいのだ。

要するに小さい子供に葬儀代の備えとして生命保険を準備するなど生命保険セールスの詭弁でしかないのだ。

子供に医療保険などかけるとか正気の沙汰とは思えない

一方、小さい子供用に医療保険を勧めてくるバカなセールスもいる。今どきは多くの自治体で子供の医療費は自己負担がないようになっている。都道府県は市町村により基準は異なるが、12歳くらいまでの医療費がかからないようになっている自治体も多い。そのような状況でいったい民間医療保険は何の役に立つのか。

確かに子供はよく通院する。ケガをすれば風邪もひくだろう。だが入院するような事態はほとんどないし、あったとしても自己負担もほとんどない状況だ。一方民間医療保険など、入院や手術をしたときにしかほとんど役に立たない。役に立つ場面がほとんど想定できないのにたとえ少額でも民間医療保険に入るなどお金をドブに投げ捨てるような行為だ。

子供にも生命保険や医療保険を入れようとする人は保険貧乏

私が生命保険を売っていた頃、10歳にも満たない子供まで生命保険や医療保険に加入している家庭に当たると、間違いなく親も過剰に生命保険に入っていたものだ。契約明細を見ながら、『無駄ばっかりで半分でも多いくらいだ』などと考えていた。解約されると厳しいマイナスがあるので、何も言わなかったが。そもそもそうした保険を売ったのは私ではなかったし、自分に責任のない範囲まで自分がマイナスをかぶってまでお世話する義理はなかった。

しかし、今ならそうした家庭があれば大ナタを振るって生命保険を削るだろう。もしあなたが今、子供まで生命保険に入っているようなら、ほぼ確実に見直しの必要がある。少なくとも子供にかけている生命保険や医療保険は解約しなければならない。

そして、あなたの加入している保険も含め、当サイトのメインコンテンツ『生命保険の選び方』をよく読み、適切な生命保険にダウンサイズするべきだ。おそらく保険料支払いが半分かヘタをすれば3分の1くらいになるだろう。