生命保険の営業の仕事で特徴的なのは何と言ってもその収入額にある。収入に上限がないというのは大きな魅力だ。
年収1000万円どころか年収3000万円稼ぐ人がいる。一方で月5,6万円程度にあえいでいる人もいる。全ては生命保険セールス本人のスキル次第だ。
少し大きな契約を1件とれば1か月の仕事は終わる
生命保険営業の仕事は売上1件あたりの給料が異常なほど多い。だいたい月払いで2万円程度の生命保険の契約があれば、月収30万円程度になることもそう難しいことではない。もちろん生命保険会社によって売上の評価の仕方が違うので一概に何とも言えない。
しかし、1件当たりの収入が多いため、できる生命保険セールスはそれぞれが特徴的な働き方をしている。
例えば、平日はほとんど子供と遊んだり、ゴルフをしていて、土日の午前中だけ顧客の元へ訪問し契約をとってくる、というスタイルの人がいたり、普段は別の仕事をしていてその別の仕事のお客さんがたまに生命保険に興味を持ったときについでに売る、という副業的な仕事として、生命保険販売を利用している人もいる。
基本的にはそれなりの契約で毎月1件の売上が上がっていれば、生命保険会社もクビにすることはないので、販売スキルがある人にとっては生命保険営業はとても楽な仕事である。
生命保険を売れない人の実態
現実的には売れる生命保険営業というのはごくわずかだ。上であげたような楽な生活をしている人は生命保険セールス全体の5%もいない。7割程度が2年以内に辞め、9割が5年以内に辞める仕事だ。売れる生命保険セールスがほんのひとにぎりであるのが実態である。
圧倒的多数の売れない生命保険セールスたちは1か月に1件の生命保険を売り上げることすら四苦八苦している。とうぜんその月収は20万円超えたらかなりいいほうで、通常は10万円から15万円といったところで、10万円を下回ることも別段珍しいことではない。
5年以上の期間で生命保険セールスができている人も、大半の人が月収30万円を超えない。その月収から自己負担の販売経費を引いたら20万円を下回る。よくこのような労働条件で続けられるものだと思う。
それほど生命保険セールスの月収に差が出るのはなぜか。
稼ぐセールスは100万円を超える月収を手にし、大半が20万円にも届かない収入になってしまうのはなぜか。
ひとえに販売スキルの差にある。
大半の売れない生命保険セールスは顧客にとにかく多く会うことが必要だと信じている。間違いではない。顧客に多く会える人のほうがよりチャンスがあるのは間違いない。
しかし、100人の顧客に会ってもそのうち1人しか契約にこぎつけられないのと、3人の顧客に会って1人は契約にこぎつけられるのでは、絶望的までに差がある。
早い話、売れる生命保険セールスは1人の顧客に対する成約率が非常に高いのだ。
彼らが高い成約率を誇るのは人間性でも外見でもない。ただ販売スキルを高めているにすぎない。
誰でも生命保険の販売スキルを高めることができる
販売スキルというと何か特別な才能だと思われるかもしれない。
あるいはすごく多くのことを覚えなければならないと思うかもしれない。
しかし、生命保険の販売スキルはそれほど多くのことは必要ない。
私ももともとは4~5年もの間、月収20万円にも満たない売れない生命保険セールスだったが、あるきっかけを得て、販売スキルを積み始めてからは、最終的に月収150万円を稼ぐ生命保険セールスになれた。
ちなみに私は外見的には優れていない。平均身長以下だし、若干太り気味だ。学生生活はずっと地味なグループに属していたし、気の利いた会話などできない。現在の友人の数は両手の指で数えられる程度の数しかいない。
あなたがきっかけを得て販売スキルを積めば私の成績を超えることはできるはずだし、1カ月5時間の労働で月収30万円稼ぐことができるようにもなる。
あなたは生命保険セールスの才能がないのではない。ただ売るために必要なことを知らないだけだ。方法を知れば誰だって切符は買えるし、スマホでLINEすることができる。あなたも営業に必要なことを知れば売れるようになる。