1万円というのはキリがいい数字だ。
ただ、キリがいいだけで数学的にはなんの意味もないのかもしれない。
だいたい1万円の価値観など人によって違うのだから。
しかし、私は生命保険においては1万円という数字は重要な意味があると考えている。
生命保険料の支払いが『世帯で』1万円を超える人は保険料の無駄払いをしている可能性が急に上がるということだ。
私が考える本当に理想的な生命保険の加入状況
生命保険は年齢・性別で保険料が異なるのだから、一律に1万円などと保険料の目安を置くことに意味はないように思えるかもしれない。
まして、人によって生命保険の必要度も異なるのだから。
しかし、私が理想とする生命保険の加入状況を考えると1万円前後に落ち着くのだ。
私が理想とする生命保険の加入状況とは以下のようなものだ。
子供がいる家庭
死亡保険 月3000円程度
個人年金保険 月6666円
就業不能保険 月3000円程度
子供がいない家庭・独身の人など
就業不能保険 月3000円程度
個人年金保険 月6666円
乱暴に子供がいる・いないで分けてしまったが、子供がいる・いないが死亡保険の必要性を大きく分けるので仕方がない。
年齢が40代・50代でまだ死亡保険が必要な場合は、もう少し、死亡保険の値段が上がるが多くても5000円といったところだ。
個人年金保険が月6666円である理由は下記記事を参照するとよい。
『個人年金保険には毎月7000円弱入るのが最適である理由』就業不能保険は、不要だと思えば加入しなくてもよい。
ただ、長期間働けなくなった際の収入の保障は多くの人にとって必要なものだと思う。少なくとも医療保険やがん保険よりは重要度は高い。
逆に医療保険やがん保険が不要な理由は以下を参照してほしい。
『注目!医療保険が不要である7つの理由!』こうすると、生命保険分野で必要なものはすべて合わせて1万円前後に収まることがわかるだろう。
多くても1万3000円程度だ。
保険料払い月1万円が重要な分岐点だと考える理由
上記で見た理想は、不要なものをバッサリ切った。
また、必要なものも加入する保険会社や、きちんとした保障期間・保障金額で組んだ場合の最安レベルの保険料で加入することを目指した。
逆に言えば、月1万円を超えたら、どこかに無駄があるということだ。
不要な保障に入っていたり、保障期間や保障金額が間違っていたり、無駄に割高な生命保険会社の商品に加入しているなど。
もちろん合わせ技で、不要な保障に入っていて、保障期間や金額に無駄が多く、その上、割高な生命保険会社の商品に加入しているトリプルコンボを達成している人もいる。
そうした人の保険料は世帯で4万円とか6万円とかなっていたりするから驚きだ。
もちろん、あなたが世帯で2万円払っているからと言って『4万円払っている人よりはかなりマシ』というわけではない。
2万円でもはっきり言って多い。
1万円だから『正しい保険』とも限らないが、正解の可能性はある。しかし2万円以上では正解の可能性は限りなく低い。
世帯で生命保険料1万円を達成するために必要なこと
あなたが1万円など軽く超えるレベルの保険料を毎月払っているならば以下の点に注意して、問題があるなら見直しを検討してほしい。無駄を省き節約のために!
- 掛け捨ての保険ばかりで月1万円を超えていること
- 医療保険やがん保険に加入していること
- 世帯の中で収入が低い人(専業主夫・専業主婦など)、収入のない人(幼い子供や、学生の子供など)に生命保険をかけていること
これらは無駄要素が満載だ。これらの要素が全て揃っている人は特に問題があるので見直しをおすすめする。
また、貯蓄性保険にたくさん加入している人がいるが、今後はそれ以上貯蓄性保険を入らないようにするべきだ。
貯蓄性保険も基本的にリスクがあり、メリットの少ない商品なので、本当は加入しなければよかったはずなのだが、すでに加入してしまったものは仕方がない。
『本当に賢い人は貯蓄性の生命保険に入ったりしない』これ以上増やさないよう注力しよう。
貯蓄性保険が多い人は別にして、掛け捨ての保障が多くて、かつ保険料払いが多い人(月2万円を超えるような人)は、先ほど述べたように、不要な保障に入っていたり、保障期間や保障金額が間違っていたり、無駄に割高な生命保険会社の商品に加入している、またはその全てだ。
このような人は即座にFPなど専門家に相談することを強くおすすめする。
なぜなら、そのような人は保険ショップに行って加入保険会社を変えるだけでも保険料を節約できる可能性が高いし、無駄な保障が削れれば1万円単位の節約が可能かもしれない。
ぜひ、以下記事を参考にして、FPへの相談を予約して、保険料の節約を実現してほしい。
『生命保険を見直し保険料を10,000円節約したい人は他にいますか?それも簡単に!』