注意!生命保険でお得な見直しなど存在しない!

まず初めに言っておこう。いかなる金融商品も取引をすればそのたびに手数料がかかる。人件費、事務契約費、取引手数料、販売手数料・・・などなど。挙げたらキリがないほど色々な名目で取引のたびに費用がかかる。

当然生命保険も同じだ。

あなたが新たに生命保険に加入、見直し、転換、特約中途付加、など新たに契約するたびに、保険金とは関係ない余計なコストがかかる。ゆえに、契約の回数は少ないに越したことはないし、不要なら生命保険など加入しないことが重要だ。

まず、生命保険も含めた金融商品を検討するときはこのことを頭に叩き込んでおこう!

その上で、生命保険にお得な見直しなど存在しないということを証明しようではないか。

セールス達が誘う『生命保険のお得な見直し』という文句

生命保険は契約後結果的にお得な生命保険になることはあり得る。

生命保険は基本的にギャンブルや宝くじと大差ない。死亡保険で言えば亡くなれば大金だし、何もなければ0円だ。医療保険でもたくさん入院し手術すれば得をするが、何もなければ損をする。意外とも思われるが貯蓄性保険も結局ギャンブルにすぎない。もしインフレになれば長期契約の貯蓄性保険は不利になるし、デフレになれば有利だ。貯蓄をするということはインフレにならないことに賭けていると言える。

何が言いたいのかというと、全ての金融商品は得もすれば損もする。一見安全そうな商品でもすこし経済の前提が変わるだけで危険な商品となる。お得な生命保険を契約しているのは、『賭けに勝った人』に過ぎないのだ。

あなたは生命保険セールスが言う、『これはお得な商品です』などという言葉にだまされてはいけない。最近では払い込みが満了すると支払った保険料が全額返ってくる医療保険が登場したりしている。一見すると医療保障もあり、払い込みが満了すると支払った保険料が全て戻ってくるという、顧客にとって損のしようがない商品となっている。

あなたはこの医療保険のリスクが見えるだろうか。

払い込み満了時に支払った保険料を全額返し、かつ医療保障もあるならばこれはかなり高い保険料を毎月払わなければならない。高い保険料を払うだけなら貯蓄代わりと思えばいいのかもしれないが、先も言った通り長期間資金を拘束する貯蓄はインフレに弱い。さらにこのような医療保険はたいてい医療保険の給付があった場合はその分返ってくるお金が削減されたりする。

どうあがいても顧客にとって100%得になる商品などありえないのだ。

もし『生命保険のお得な見直し』が存在したらどうなるか

お得な生命保険が存在しないことは簡単に証明できる。

生命保険会社は営利団体であり、少なくとも赤字が出ないように運営しなければならない。

さて、ここでお客にとって間違いなく得な商品をある生命保険会社(A社)が販売したとしよう。顧客にとって得になるということはA社にとっては損失を出す保険ということになる。そのような商品を販売すれば、一般の消費者だけでなく、世界中からプロの投資家がその生命保険をこぞって買い付けるだろう。なにしろ買ったら得になるのだから。そして莫大な売上となり、売上が膨らむだけA社は損失を垂れ流す。かくして、A社は倒産する。

もちろん現実にはこのようなことはありえない。生命保険会社はどこも倒産したくないからだ。

よって『顧客にとってお得な生命保険は存在しない』ことが証明された。

むしろ生命保険は契約者全体の集合で見れば確実に損をするように作られている。競馬やパチンコの胴元が必ず儲かる仕組みになっているのと同様だ。

あなたは『この見直しはお得です』などというセールスがいたとしたらすぐに叩きださなければならない。

生命保険はあなたに損しかもたらさないのだから必要最小限で

あなたはもう生命保険セールスに『これに見直しするとお得です』などという言葉に騙されることはないだろう。『お得な生命保険』など存在しないことも分かった。だが、話はここで終わりではない。

あなたにとって考慮しなければいけない危険があるかもしれない。

それは今加入している生命保険のことだ。先も証明したとおり生命保険は顧客側が損をするように作られている。ならば、生命保険は必要な分だけ最小限・最安で加入しなければならない。平均的には持っているだけでお金が減り続ける商品など誰も持っていたくはないはずだ。しかし、生命保険は仕方なく加入しなければならない場合もある。だから当サイトのサブタイトルにある通り『必要なものを最小限で』なのだ。

もしあなたが必要な分より生命保険を多く加入していたら、無駄に損失を垂れ流すだけとなる。そして世間の多くの人は必要な分より多く生命保険を加入しているのが実態だ。それも2倍、3倍と・・・。あなたは、最初に生命保険に加入したとき自分に必要な分だけ生命保険に加入しただろうか?なぜその金額?なぜその期間?なぜその商品?なぜその特約?なぜその保険会社?
全てに答えが出せないのならあなたは間違った生命保険に加入している可能性が高い。

お得な見直しは存在しないが効率のいい見直しは存在する

もしあなたが自分の加入している生命保険を『お得な生命保険』に見直しすることを希望しているのなら、それはありえないことはすでに証明した。それどころか、あなたは必要以上に生命保険に加入していて、無駄な損失を出している可能性すらある。

しかし安心してほしい。『お得な生命保険の見直し』は存在しないが、『効率的な生命保険の見直し』は存在する。

簡単な話だ。あなたにとって必要最小限の生命保険に最安で加入すればいいだけだ。

自分に合った必要最小限の生命保険がわからない?どこが一番安いのか分からない?

問題ない!あなたはFPなどの無料相談を利用してそれらの答えを出すことができる。あなたがもし自分の保険が過剰なのかどうか、本当に最安の保険会社で加入できているかどうか不安なら(多分あなたの生命保険は無駄だらけだ)、一度『生命保険を見直し保険料を10,000円節約したい人は他にいますか?それも簡単に!』の記事を参考にFPの無料相談を利用するとよい。そうすればあなたは今より圧倒的に安い保険料で必要最小限の生命保険に見直しすることができるだろう。