簡単!単純!明快!生命保険のおすすめの見直し方法は?

生命保険の見直しはどうすればいいの?あれこれ言わずにおすすめを教えろ!

ああ・・・こう言いたくなるのもわからないでもない。

とにかく生命保険は複雑で分かりにくく、考えるのもいやなものだ。

専門家としてあまり『0か1』的な考え方は好きではない。

生命保険は加入する人の状況によっていくらでも変化するからだ。

100人いれば100通りの加入の仕方がある。

まあ、それでも、思想というか『生命保険はこうやって加入できるといいな』というような基本理念くらいなら私にもある。

この加入の仕方が全てではないという前提付きだが、私の『おすすめな生命保険の見直し方法』を紹介しよう。

ああ・・・もうひとつ前提が。私の『おすすめな生命保険の見直し方法』はかなり劇的で極端だ。『極端なものを勧めるなよ』と言われそうなものだが、あくまで一般的には極端と判断されるだけだ。私の考えとしては至極当然、人間が息をしていることくらい当たり前で自然な帰結として、おすすめする結論に至っている。

私のおすすめな生命保険の見直し方法!何の保険に加入するか

私は『必要なものを最小限に』を金融商品を検討する上での基本理念としている。

たまに『最小限』が『全力で』になることもあるが、保険に限ってはそのようなことはない。

生命保険においては『最小限』を検討する以前に、『必要かどうか』を検討する段階で大半の商品が予選落ちする。

その予選結果は以下の通りだ。

必要になるかもしれない生命保険

  • 死亡保険(掛け捨て)
  • 就業不能保険
  • 年金保険

全く不要な生命保険

  • 医療保険(成人病や特定疾病保険も含む)
  • がん保険
  • 死亡保険(終身保険などの貯蓄性が少しでもあるもの)
  • 学資保険
  • 介護保険

『全く不要な生命保険』は本当に不要だ。これらの保険は不要である理由が多すぎるか、役に立たない理由が多すぎるか、他のもっと有利な金融商品で代替できて不要であるかのいずれかだ。少なくとも日本に住んでいる限りは間違いなく加入すべき理由がない。

『必要になるかもしれない生命保険』ということは『不要である場合も多い』ということだ。乱暴に言ってしまえば死亡保険は小さい子供や就学中の子供がいなければ不要だし、年金保険は『まあ貯蓄の一部を少しだけ回すとちょっと有利な資産運用ができる』といった程度だ。就業不能保険は独身だろうと既婚だろうと、現役世代の多くの人に役立つ保険だが、保険料負担との相談である。

ここでは全ての必要な理由、不要な理由を解説するのは無理がある。

詳しく知りたい人は『毎月の保険料を2万円減らし金持ちになる生命保険の選び方』を参照するとよい。

ここで不要と判断された保険に入っている場合は極限られた状況を除いて解約しまえばよい。

私のおすすめな生命保険の見直し方!どの保険会社を選ぶべきか

どの保険にどれだけの大きさの保障額をつけるかとは別に、保険会社選びが保険料節約の上で重要だ。

まったく同じ保障、保険期間、保険金額でも保険会社が異なると保険料が半分になったり、3倍になったりする。

極端な話、生命保険の見直しとは保障内容を今加入しているものに限りなく近づけて他の保険会社に加入するだけでもかなりの効果を得られる。保険会社を変えただけで2割3割は当たり前に安くなったりする。
それだけ非効率な会社の保険に加入している人が多すぎるからだ。

保険会社の見直しは手軽にできる生命保険の見直しと言ってよい。何も考えず、今加入している内容で相見積をとればよいのだから。

そして保険料が安い会社とはどこか。

具体的な名前をここで挙げるのはコンプライアンス上の問題が多いので控える。

ざっくり言えば『保険料の安さを売りにしている保険会社』『ホームページに年齢性別、保険金額、保険期間、保険商品別に詳細な保険料試算ができる保険会社』『販路がインターネットまたは通販が主体の保険会社』が保険料が安い。逆に生命保険セールスを多数雇用し、それらセールス達が生命保険を売っている会社は保険料が高いということだ。

もしあなたがどこかの生命保険セールス(生命保険会社専属のセールス)から生命保険を加入したなら、十中八九保険料が高い会社だということは指摘しておく。言い換えれば『あなたの保険は要見直し』ということだ。

私のおすすめな生命保険の見直し方!まとめ

いままでの話を総合して、『世間の一般的な人たちはだいたいこんな感じで生命保険に加入すればいいのではないか』というものが以下のものだ。もちろん適切に保険会社が選ばれることが前提となる。

  • 死亡保険 2,000円~4,000円(必要な人だけ。年齢・性別によって若干幅がある)
  • 就業不能保険 2,000円~4,000円(必要だと思う人だけ。年齢・性別によって若干幅がある)
  • 年金保険 6,666円(所得控除を受けたい人だけ。そうでなければ不要)

以上。

年齢が高い人が大きな死亡保障が必要になった場合など、最大値をとった場合でもその負担は15,000円弱だ。それも年金保険が6,666円を占める。年金保険も就業不能保険もいらない30代子持ちくらいの人ともなれば、死亡保険だけで3,000円もあれば十分な死亡保障をつけられるだろう。

逆に言えばこれらの予算を大きく超えるようでは話にならないということだ。余計な保障に入っているか保険会社選びが間違っているかのどちらか、あるいは両方だ。

百歩譲って軽く医療保険に入ったとしても、2,000円程度がプラスされるくらいだ。

生命保険の見直しの相談を受けた場合、貯蓄性がない掛け捨ての保障だけで月の支払いが8,000円を超えたら私は基本的に払い過ぎを疑うことにしている。

生命保険の見直しは簡単に考えてはいけない

これまで書いてきたことは私のおすすめというか理想を言っているに過ぎない。ここまで劇的に生命保険を軽く加入できる勇気のある人は実は多くない。特にすでに生命保険に多額の保険料を払っている人は『これだけで保障は足りるのか』と心配するだろう。入るときは『生命保険なんて・・・』と考えていたのに、勝手なものだ。

まあ、それはこの際おいておこう。

実際、生命保険は個々人の事情により加入の仕方や見直しの仕方が変わるのも事実だ。

ここで書いたようなおすすめの形が全ての人に当てはまるものでもない。

最終的には生命保険の見直しについて専門家の意見を個別に聞くのがよい。

最近ではFPに相談して生命保険を見直すという方法が一般的になっている。

『生命保険を見直し保険料を10,000円節約したい人は他にいますか?それも簡単に!』の記事を参考にあなたに合った生命保険の見直しをすることを検討することをおすすめする。