生命保険の見直しはどこがいい?間違えると大変なことに!

保険の見直しに限らず保険を検討する際は何に申し込むかどこで申し込むかに気を使わなければならない。

特に見直しの場合はなおさらだ。ヘタをすると高い負担が見直した結果さらに高くなっているということもあり得る。

相談する先はどこがいいのかを解説する。

あなたが保険の見直しをするとき最初にすべきこと=FPに相談する

見直しの場合はすでに加入している生命保険契約があることになる。

よってすでに加入している生命保険会社の担当の保険セールスがいる場合もあるだろう。

もっともやってはいけないことは今加入している保険会社の担当者に保険の見直しを相談することである。

ではどうすればいいのかと言えば、保険会社専属のセールスではなく、様々な保険会社の保険に詳しいFPに相談することだ。

今加入している保険会社の担当者に相談すると心理的に同じくらいの保険にしてしまいやすい

見直しの相談を受けると多くの人がこのように言う。

『今の保険料と比較して保険料を安くしてちょうどいい保険に入りたい』

至極当然の要望ではある。

注意するのは『今より』という言葉だ。

保険を見直す人は必ず『今入っている保険』という比較する基準が明確にある。

例えば今あなたが毎月30,000円の保険料を支払っているとしたら、30,000円という予算が一つの基準になってしまう。

ここで今加入している保険会社のセールスを呼んで見直しの相談をし、『今の保険料と比較して保険料を安くしてちょうどいい保険に入りたい』と要望したとする。

その場合たいてい生命保険セールスは以下のように考え、そしてあなたにこのように説得しようと考えるだろう。

『今の保険料が30,000円なら、とりあえず30,000円弱の予算で設計するか。「これだけの保障が必要な理由」を作って説得すれば今が30,000円払っているのだから大丈夫だろう』

保険会社専属のセールスはたいていこのような思考回路だ。そして恐ろしいことにすでに毎月30000円支払っている人は本当に30,000円程度の予算ならそれほど抵抗なく受け入れてしまうのだ。実際には今の保険の契約時より年齢が上がっているのだから保障内容が良くなっていることはありえないのに、適当にもっともらしい見直しの理由をセールスに説明されると30,000円までならすんなり払ってしまう。

生命保険セールスは29,000円の予算の設計書を顧客に提出し、さもこれ以上は限界かの苦しい顔で『あなたの状況を考えるとこれくらいの保障はどうしても必要です。その範囲で安くできる範囲はこの程度が限界です。』などと言う。

考えない人はこれで見直してしまう。

初めて保険に入るときはおそらく30,000円などという予算を提示されたら、どんなにその保障が必要だと説得されても、支払い保険料との兼ね合いでかなり渋るだろう。たいていは契約しない。ゼロから1以上になるのはそれほど顧客にとっては重いことだったはずなのだ。

それが、見直しとなると基準が今支払っている保険料に無意識に置かれてしまう(例えば30,000円など)。その基準から変化することを内心嫌うのだ。たいていの人は変化することを嫌う。それがたとえ安くなる保険でも『内容が悪くなるのでは』とほとんど役に立っていなくて、今後も役に立つ可能性は低い保険に関してですら変化を嫌うのだ。

見直しの際はそうした顧客の心理をセールスも承知しているため、わざわざ保険料をしっかり節約した、必要最小限の見直しの設計書など作ったりしないし、そうした選択肢があることを説明することすらしない。保険料を大きく減らしたりすれば自分の成績がマイナスになりかねないことも恐れている。

FPに相談すればもっと安い見直しの設計書を組んでくれる

FPもある意味保険を売って収入を得ているのだから、生命保険会社専属のセールスと同様のことをしてくるのではないかと心配するかもしれない。

しかし、FPは今あなたが加入している保険会社のセールスと違い、たいてい目の前の顧客が保険に加入してくれれば新規の契約をつかむことになる。あなたにとってはA保険会社からB保険会社に見直すのかもしれないが、FPにとっては他社のセールスから契約を奪うことになる。

当然、FPは顧客にとってより役に立ち魅力的な提案をすることに力を入れるだろう。他社の契約を奪うために。新規の契約は0から1以上になるので、まるまる成績になる。FPは他社から契約を奪うことで利益を上げようとするのが基本戦略なので、上記のような戦略を取る。

また、FPは『うちで見直しすれば保険料がこんなに安くなります』というのを売りにしているのがほとんどなため、当然本当に保険料がしっかり安くなる提案をしなければ会社自体の評判に関わる。『保険料が安くなるという売りなのに、今と同じ保険料を提示された』などと評判がたっては、ビジネスモデル自体成り立たなくなる。

よって、FPは保険の見直しで保険料を安くするためどのように設計すればよいかよく心得ている。しかもそれは顧客にとって十分な保障額であることが前提だ。FPは幅広い選択肢がある保険会社や保険商品から最も『必要な保障額を満たしかつ最も安い保険』を選ぶだろう。

保険の見直しにFPの無料相談を利用する賢い人が増えている

保険の見直しに今加入している保険会社のセールスに相談する人は思考停止で調べることすらしない人だと思われても仕方ないかもしれない。しかしそれも仕方ない。そもそも他に選択肢があることを知る機会がほとんどないのだから。

しかし、もうあなたはこの記事を読んだ。

少なくともFPに相談するという選択肢が有効かもしれないということは分かったはずだ。

そして賢い人(行動する人)は実際にFPに相談している。そして『保険ってこういう風に入るんだ』とか『こんなに安い保険で十分なんだ』という感想を引っ提げて相談から帰ってくる。結果大きく保険料が節約され、使えるお金が増えているのだ。もちろん十分な保障でもある。『保険料が減ると保障が減るから心配』という人も安心だ。

なぜこんなことが可能なのかと言えば、世間の多くの人は無駄が多い保険会社で加入していたり、必要保障額を大きく上回る保険に入っているからだ。

あなたは130円の電車賃の区間のために330円の切符を買ったりはしないだろう。しかし保険においては330円の切符を買っているような人がほとんどだ。だからFPに相談するとすぐに130円の切符に直してくれるのだ。何も難しいことではない。

もう保険の見直しはどこがいいかなど悩む必要もない。少なくとも保険セールスに相談するよりFPに相談する方が有利なのは確定的に明らかだ。

保険の見直しにFPの相談を利用してみようか検討する人は『生命保険を見直し保険料を10,000円節約したい人は他にいますか?それも簡単に!』を参考にするとよい。