旦那に生命保険をたくさんかける必要はないので見直ししよう

世の奥様方!生命保険を見直す前にあなたの旦那の価値はそんなに高かったかどうか見直してみよう。

付き合い始めた当初は『なんてかっこいい人』『とても優しい人』『お金に余裕がありそう』と思っていたかもしれない。

しかし、結婚する頃には『まあ外見はまあまあだからいいか』『まあ怒ったりしないからいいか』『人並みにお金があるからいいか』になり、結婚後2、3年経つ頃には『なんでこんな太った奴と結婚したのか』『なんでこんな自分の機嫌で動く奴と結婚したのか』『なんでこんな収入が低い奴と結婚したのか』になっているかもしれない。2、3年もいらない?結婚後3か月で気づいた?ご愁傷様でしたとしか言いようがない。

まあ心配する必要はない。結婚してから旦那がさらにカッコよくなったり、優しくなったり、お金持ちになったりすることは小説の中やテレビ番組の世界の中だけだ。あなたの近所の奥様方やママ友に聞いてもあなたの感想と同様のことが返ってくるだろう。

いずれにせよ、あなたの旦那の株は付き合って以来、一貫して下がり続けている。上場ゴール(株式投資において上場した時が、株価のピークである銘柄を皮肉った言葉)になりがちなのが男との結婚というものだ。『うちの旦那はそんなことはない!』と思われるなら、勘違いしているか、自分の選択を誤ったことを認めたくないか、本当に幸せかのいずれかだろう。

ああ・・・前置きが長くなった。とても悪いクセだ。妻に『前置きが長い!』とよく指摘される。私も妻に『上場ゴール』と見られているかもしれない。

さて、ここは旦那の生命保険の見直しについて検討する記事だ。あなたにとって、いかに旦那の価値が下がり続けていようとも、経済的には旦那の価値を認めなければならない場合が多い。身もふたもない言い方をすれば『まだ旦那にも利用価値がある』ということだ。

あなたの旦那の経済的価値が生命保険を掛ける理由の一つ

旦那の経済的価値とはなにか。もちろん定期的に収入があることだ。毎月給料日になるとATMから引き出せるお金が増えることに旦那の価値の大半は集約されている。男は働かなければ社会的には無価値とみなされる傾向がるのだ。

そして生命保険は旦那の経済的価値を考慮して『なんとなく』3000万とか5000万とかの生命保険金の契約がなされる。

『あなたの旦那3000万の価値があるか?』と問われれば笑ってしまう人もいるかもしれないが、特に旦那の給料が世帯収入の大分部をしめる場合はその程度の経済的価値は認めなければならない。旦那の収入がなければ困ってしまうのもまた事実だろう。

実際に旦那の経済的価値は3000万や5000万レベルではない。生涯的にはもっと稼ぐだろうことが明らかだからだ。

では『旦那が1億円も2億円も生涯で稼ぐのだから、生命保険も1億円、2億円かけるのか?』と思われるかもしれないが、そんなことはない。生命保険に1億円も2億円もかけるとあまりにも保険料負担が大きいし、そもそも旦那の経済的価値とかけるべき生命保険の金額の考え方は別ものだからだ。

なぜわざわざこんなことを指摘したのかというと、生命保険の適正な金額をきちんと知らずにそれこそ『なんとなく』で生命保険金の額を決めている人が多いからだ。ひどければ生命保険セールスの提案通りに入っていたりして、それはたいていの場合間違っているからだ。特に後者が多く、世の中のほとんどの人が間違った生命保険に入っていると言ってよい。はっきり言って生命保険はほとんどの人が見直し必須な状態にある。

感情的に旦那の価値を認めるのが嫌な人も、価値がないと思う旦那のせいで生命保険料が無駄になっていると分かれば生命保険の見直しの必要性に気づくだろう。もちろん旦那と仲が良い場合であっても、無駄があるなら見直しをしなければならない。

見直し必須!旦那にかけるべき生命保険金の適正額

生命保険など入らなくていいなら入らない方がいいし、入る金額を必要最小現にしなければならない。生命保険はどちらかというと役に立たない確率のほうが圧倒的に高いのだ。『もし旦那が亡くなったら大金が!』と希望的観測で加入すべきものではない。余計な部分にも保険料はかかるのだ。節約した保険料をあなたのへそくりに回すでもしたほうがよほどあなたの幸せに貢献するだろう。

さて、適正な生命保険金額はどのように考えるのか。

それは月の生活費をベースに考えるのだ。月の生活費(貯蓄含む)が30万円であれば、30万円がスタートだ。その30万円全てを旦那の収入に頼っている場合、旦那が亡くなれば毎月の生活費に困ることだろう。共働きであっても子供がいれば旦那が亡くなれば妻であるあなたはこれまで通り働けなくなることを考えなければならない。

では月の生活費30万円をすべて生命保険で賄うのかというとそういうわけではない。以下の3点を考慮する必要がある。

  • 旦那が亡くなれば生活費がその分下がること(おおよそ現在の7割になるのが一般的)
  • 国の年金制度から遺族年金が出ること
  • 妻がわずかながらでも働ける場合は、その収入

旦那が亡くなると生活費が減るが、それだけでも必要な生活費は30万円から21万円になる。旦那が浪費家ならばもっとその影響は大きい。旦那が亡くなると減ると想定される生活費の金額をターゲットに生命保険を考えても十分効果がある。遺族年金や妻の収入は補助的に考えて全額貯蓄に回してもよいくらいだ。

多くのFPは遺族年金や妻の収入を考えて生命保険金額を考えることを推奨するし、私も厳密にはそうしたほうが良いと思っている。しかし遺族年金額は状況によって金額が変わり得るし、妻の収入がどれだけになるかは実際に旦那が亡くなってみないと想定しづらいだろう。

ここでは簡単に計算できる、『旦那が亡くなったことによる生活費の減少』だけ考えて生命保険の見直しを検討してみよう。

遺族年金も考慮した詳細な金額は実際にはFPに相談して決めるとよい。自分で勉強することを止めはしないが、正確な金額を算出することは困難だろう。間違った金額を前提に生命保険を見直すわけにもいかないので、難しい計算は専門家に任せるとよい。

ここまで見て、生命保険が何千万というまとまった金額で考えていないことに気づくだろう。実は3000万とか5000万とかで生命保険を考えてもそれがあなたに合った金額かどうかはピンとこないはずだ。私たちは普段月単位で収支を考えるからだ。当然生命保険金も月単位の生活費に合わせて考える必要がある。つまりあなたがもし、『3000万円の生命保険』という契約をしているなら、すでに根本から間違っていることがわかるだろう。合っているのか間違っているのか判断すらできない。根本から見直しの必要がある。

生命保険はきちんとFPに相談して見直しする時代

ここまでであなたは『どうも自分(や旦那)は間違った生命保険の入り方をしているかもしれない』と思い始めているかもしれない。そうであるなら今すぐ見直しをしたほうがよい。特に旦那の生命保険はあなたより多くの保険料を払っていることが多いからなおさらだ。もし、あなたやあなたの旦那の保険料が適正額より1万円高く、それを20年続ければなんと240万円というお金が無駄になるのだ。今すぐ無駄を見直しする必要があるだろう。

あなたやあなたの旦那もそうだったかもしれないが、生命保険会社専属の生命保険セールスから加入している人は多い。加入経路がそれしかなかったと勝手に思っているからだ。

確かに昔は生命保険セールスから加入するしかなかった。しかし今では様々な加入の仕方がある。特にFPに相談しながら生命保険に加入する人は大きな節約を実現する見直しをしている。今や賢い人はFPに相談して生命保険を見直すものだと言ってもいいくらいだ。

もしあなたが保険料の節約に興味がありFPに相談しながら生命保険の見直しをしてみようと思うなら、『生命保険を見直し保険料を10,000円節約したい人は他にいますか?それも簡単に!』の記事を参考にFP相談の予約をしてみるとよい。