『警告!』50代での生命保険の見直しはただ減らせばいいというわけではない!

もううんざりだ!

どこを見てもろくなことを書いていない!役に立たない情報ばかりだ。

ああ、このページにたどり着けたあなたはとても幸運だと言える。

50代になったら生命保険の見直しをどうすればいいか?

そんなことは決まっている。

あなたの状況次第で変わるからいろんなパターンがある。

生命保険の加入や見直しは年齢とは関係ないと何度言えばわかるのか!

初めて見聞きするのだったら申し訳ないが、私は当サイトで何度も『生命保険の検討は年齢はほとんど関係ない』と言ってきた。

しかし、ちょっとインターネットで検索すれば、『50代になったら死亡保障は減らしましょう』だの『50代になったら老後の備えを』だの『50代になったら終身の医療保険の検討を』だの、あなたの人生をまったく考慮しない役にたたないアドバイスが並んでいる。

一つ質問させてほしい。

あなたが50代の人だったと想定して、あなたはどのような人生を歩んできただろうか。

きっと人それぞれだろう。20代、30代のろくに経験がない若者とはわけが違う経験と人生の多様性に富んでいるはずだ。

当然、生命保険に対する関わり方も人によって違う。

ある人は今までもこれからも生命保険は不要かもしれないし、ある人はこれからまさに生命保険が必要になるかもしれない。

それぞれの人生の多様性を考えれば『50代の保険はこう!』と画一的に考えることの危険性がわかるはずだ。

あなたの人生は決して平均とは違ったものがいろいろあるはずだ。

『50代で子供が幼稚園児です』など今の時代ありふれている

生命保険は、特に大きな死亡保障は子供が小さいうちに必要になる。いかに保険料が高かろうと子供が小さいなら大きな死亡保障はほぼ必須だ。50代ならそれなりの貯蓄があるかもしれないが、10年20年の遺族保障を行うには足りない可能性は高い。

幼稚園児とは言わずとも子供が小学生や中学生くらいなら晩婚化が叫ばれる今、その親が50代なんていうことは特に男性の場合は十分ありうる。

それなのにインターネットの情報は、へたをすれば保険会社ですら『50代では大きな死亡保障を減らし医療保険の準備をしましょう』などとヘッドラインにでかでかと書いたりする。

もし子供が小さい50代の人がそれを見て『そうか、50代の生命保険とはそういうものか』と考えたらいったいどうするつもりなのか。

たとえあなたが50代だろうと70代だろうと子供が小さいなら大きな死亡保障は財産状況によっては考える必要がある。

あなたが50代だからといって状況を考えずに安易にインターネットの情報や保険会社の情報を鵜呑みにしてはいけない。

それでも50代にもなれば大きな死亡保障に入ろうと思えば高くつくのも確かだ。

なるべく保険料を抑えて生命保険に加入したい人は『生命保険を見直し保険料を10,000円節約したい人は他にいますか?それも簡単に!』を参考に一度FPの無料相談を受けることをお勧めする。

子供が独立したくらいの50代の人は生命保険を見直すのは確かだが、これもちょっと待ってほしい

あまりステレオタイプを設定するのは一人のファイナンシャルプランナーとして好きではないが、50代にもなれば子供がいる人でも子供が独立する年齢になる人も多いのはまた確かだ。

そのような人にとっては、50代という年齢は生命保険を見直す時期にあるのもまた確かだ。

しかし、これもまた安易に考えてはいけない。

大きな掛け捨ての死亡保障の扱い

掛け捨ての大きな死亡保障はまだ残っている保障期間があるなら解約してよい。

もはやあなたの子供全員が独立したなら、大きな死亡保障は不要になる。

大きな死亡保障は容赦なく解約だ。

医療保険の扱い

50代になると『大きな死亡保障は減らして医療保険を検討しましょう』などというのが保険会社の典型的セールス手法だ。

なぜ『大きな死亡保障は減らして保険をなくしてすっきりしましょう!』という選択肢がないのか。もちろん利益のためだから致し方ないのだろうが・・・。

医療保険は別に必要ない。

日本に住んでいる限りは民間保険会社の医療保険など大して役に立たないからだ。

あなたは何が日本の医療費の大半を占めているかご存じだろうか。

言うまでもなく薬代と通院の診察にかかる費用だ。

入院して手術というのは高齢者になってもそれほど多くはならない。それよりも通院と薬代に圧倒的に多くのお金がかかる。

一方で民間の医療保険はその保障内容のほとんどが入院と手術にかかる保障だ。

こんな状況では高齢期で通院が増えても民間の医療保険はなんの役にもたたない。

ましてや、今後は高齢者が益々増え、病院はあふれ返り、ますますと入院する患者は対象が絞られるようになる。

政治も在宅医療、予防医療にますます力点を移していく傾向にもある。

よって年を追うごとに現在の入院保障を中心とした民間医療保険は役に立たなくなる。

こんな保険に終身保障で入ろうものなら、巨額のお金をドブに捨てるようなものだ。

老後生活資金の保障の扱い

老後の生活資金のため、個人年金など加入を検討するかもしれない。

しかし50代ではすでに個人年金保険を加入できる年齢的なリミットが近い上に加入してもそれほどメリットがない。

老後の生活資金を貯めるなら、積立NISAでもやるほうがおそらくは効果が高いように思える。

少なくとも積立を保険商品に頼るべき理由はなにもない。

以上のように、子供も独立したような50代の人はすでに生命保険会社に用はないのだ。

何らかの生命保険がないと不安だという人はせめて保険料負担を少なくする方法を取るべき

それでも、保障がないと不安だという人もいるだろう。感情的には理解できる。

お守り代わりで月5000円も10000円も払う必要があるのかは疑問だが、『ちょっとした医療保険くらいあったほうが安心だ』という気持ちもあっておかしくない。

そんな人は、少しでも割安な保険を追及するべきだ。

そのとき最もやってはいけないことがどこかの生命保険会社専属の生命保険セールスから加入することだ。

生命保険セールスを抱えるような会社は最も割高な保険を扱う会社だからだ。

人件費にお金をかける会社とそうでない会社の商品どちらが割安か50代のあなたなら分かるはずだ。

どちらかと言えば複数の保険会社の商品を取り扱う保険ショップやFPに相談するべきである。

保険ショップやFPは保険の見直しで『保険料を節約します』というのを一つの売りにしているところがほとんどだ。

『生命保険を見直し保険料を10,000円節約したい人は他にいますか?それも簡単に!』を参考にして保険料負担の少ない見直しを実現してほしい。